Dari語会話帳 2

 今回は自己紹介編です。
 なお今回から、カタカナでの読み方の表記はいたしません。

1. 名前、出身地

A: esm-e shumA chi ast ?      あなたの名前は何ですか?
B: esmem _____ ast.        私の名前は____です。

A: shumA az kujA astEn ?      何処から来たんですか?
B: az _______ astum.        ____から来ました。

A: az kujA-e japan ?        日本の何処ですか?
B: az tokyo astum.        東京です。

2. 仕事

A: chi kAr mEkunEn?        お仕事は何ですか?
B: darI yAd mIgIrum.        ダリ語を勉強しています。
   or
 : ____ astum .        ___をしています。
   or
 : da _______ kAr mEkunum.    ____で働いています。

3. よくある質問

A : bubakhshEn. shumA ArUsI kadEn ?   失礼ですが、結婚はしてますか?
B : bale , ArUsI kadEm .         はい、してます。
    or
 : ne , ArUsI na- kadEn.        いいえ、してません。

A : chand bacha dArEn ?         子供は何人ですか?
B : yak bacha O du dukhtar dArum.    一人の息子と二人の娘です。

文法説明
  あと数回は基本的な文法の説明をします。文法と云うと取っ付きにくいですが
 避けては通れないのでお付き合いください。

1. エザーファットの -e-
 名詞、代名詞等を修飾するのに、つなぎの言葉「〜の、〜な」として使います。
・名詞 + 名詞
  esm-e-shumA あなたの名前
  kAr -e- ma 私の仕事

2.動詞+人称語尾
 会話帳1で説明しましたが動詞の後に人称語尾を付ける事で主語が解る   ようになっています。
 ここでは行うと云う動詞 kardan を例に現在形と過去形を説明します。

  kardan は不定詞で、ダリ語では、現在形で現在幹、過去形では過去幹というのをつかいます。これは覚えないとどうにもならないので、しっかり覚えましょう。
  kardan の現在幹は kon 、過去幹は kard です。
・現在形
 現在形には現在幹の前に、頭文字に応じて接頭辞のmE,m を付け後ろに人称語尾を付けます。

現在形 単数 複数
一人称 mE-kon-um mE-kon-Em
二人称 mE-kon-I mE-kon-En
三人称 mE-kon-a mE-kon-an

 過去形は過去幹に人称語尾を着けます。

過去形 単数 複数
一人称 kard-um kard-Em
二人称 kard-I kard- En
三人称 kard kard-an

 この様になりますが頭文字の発音により多少変化がありますが、そのつど説明します。

3. 所有表現

 ketAb(本)を使って人称代名詞、人称語尾を使った所有表現をみてみます。人称代名詞を使った時はエザーファットを使用します。

人称代名詞の場合 単数 複数
一人称 ketAb-e-ma
私の本
ketAb-e-mA
私たちの本
二人称 ketAb-e-tu ketAb-e-shumA
三人称 ketAb-e- U ketAb-e-unA
人称語尾の場合 単数 複数
一人称 ketAb-em ketAb-emA
二人称 ketAb-et ketAb-etAn
三人称 ketAb-esh ketAb-shAn

 人称語尾の場合 /a/ で終わる語と、その他の母音で終わる語の場合次のように変化します。

aで終わる語 単数 複数
一人称 -am -yemA
二人称 -at -yetAn
三人称 -ash -yeshAn
その他の母音の場合 単数 複数
一人称 -yam -yemA
二人称 -yat -yetAn
三人称 -yash -yeshan

 質問の受け答えで単純に私の物とか彼の物とか言う場合。az (from) をつかいます。

単数 複数
一人称 az ma az mA
二人称 az tU az shumA
三人称 az U az unA

4. 動詞の否定形
  動詞の否定形は動詞の前に na- を付けます。
 現在形  na-mE-kon-um 私はしません。
 過去形 na-kard-um 私はしませんでした。
 というふうになります。

5. 数字

1. yak 6. shash 11. yAzda 16. shAnzda
2. dU 7. aft 12. duwAzda 17. abda
3. sE 8. ashut 13. sEzda 18. azhda
4. chAr 9. nO 14. chArda 19. nuzda
5. panj 10. da 15. pAnzda 20. bIst

 20以上の場合 O (and) を使い20と1、とか50と2というような言い方をします。

21. bIst O yak 54. pInjA O chAr 87. ashtAd o aft
30. sI 60. shast 90. nawad
32. sI O dU 65. shast O pahj 98. nawad O ashut
40. chel 70. aftAd 100. sad
43. chel O sE 76. aftAd O shash 200. du sad
50. pInjA 80. ashtAd 1000. (H)azAr

今回の単語

esm  名前 bacha  息子、子供
kuja  どこ dukhtar  娘
az  から(from) yAd gereftan  勉強する
kAr  仕事 kardan  する、行う
bale  はい。 bubukhshEn  失礼します。
ne  いいえ。 ArUsI kardan  結婚する
chand  いくつ、いくら dAshtan  持つ (have)
Amadan  来る。

今回の動詞
現在幹 過去幹
gereftan gIr gereft
dAshtan dAr dAsht
Amadan A (アー) Amad

次回は移動するときの会話を。

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